ベースを始めるか迷ってるけど、バンドがしたいわけじゃない。
メロディを弾く楽器でもないし、ベースって一人でやってもつまらない?
こんな疑問をお持ちの方、意外と多いのではないでしょうか。
これからベースを始めようと思っている人に、私は全身全霊の力を込めて
「ベースは一人でも楽しめるよ!」
ってことをお伝えしたいです…!
なぜなら、私はかれこれ10年以上ベースを趣味として続けているから。
特にバンド活動をしているわけでもありません。ただ好きで弾いているだけです。
ベースって、ギターみたいにコードを奏でたりメロディを弾くことは稀で、基本は単音でポロポロ鳴らすに尽きるので
「一人でやるのは楽しいの?」
って疑問に思うのはわりと当然とも言えます。
先に結論を言うと
めっちゃ楽しいです。
ていうか、楽しくないのに続けるっていうのもヘンな話ですよね。笑
本記事では、趣味でベースを10年以上楽しんでいる私が
- ベースは一人でやってもつまらない?
- ベースを一人で楽しむ方法
といったことについて、解説していきます。
これからベースを始めたいと思っている方や、ベースが気になっているという方は、ぜひこのまま読み進めていただけたらと思います!
ベースは一人でやってもつまらない?
まず、ベースは一人でやってもつまらない?という疑問について、少し深掘りしてみます。
ベースというと、曲のコード進行に合わせて1つの音をボンボンと鳴らすのを基本とし
- 曲に厚みをもたせる
- 曲全体のリズムを支える
といった役割をもった楽器です。
そのためどうしても、ギターのように和音(コード)で弾き語ったり、ソロでかっこいいフレーズを弾き倒したりといった、華やかな演奏のイメージから離れてしまいます。
このようなイメージから、ベースというと
『地味』『退屈』
といったイメージを持たれることが多く、「一人でやってもつまらないのでは?」っていう疑問に繋がるのも頷けます。
でも、ベースをやっている人間から言わせてもらうと、ベースは一人でやってもつまらないのでは?と思う人は、ベースの楽しみ方を知らないだけです。
バンドを組んで音楽をするだけがベースの楽しみではありません。
ベースに限らず、ギターやドラム、サックスやフルートなどの他の楽器でも『上手く演奏できるようになりたい!』という目的は同じです。
- テクニックが身についた!
- 難しいフレーズが弾けるようになった!
- 今まで弾けなかった曲が弾けるようになった!
日々練習をして、このような達成感や悦びを感じるのがベースをやる上での醍醐味であり、ひいては全ての楽器をする上での醍醐味です。
ていうかこれで楽しめないのなら、アコースティックギターやピアノなどの一人で音楽を完結できる楽器しか選択肢は無いかもしれません。
確かに、ベースという楽器に対する『地味』とか『退屈』といったイメージが先行してしまうので、始める前から「楽しめるだろうか…」と考えてしまうのも仕方ないです。
でも、それが理由で始めるか迷っているなら、とりあえず始めてみましょう!
どんな楽器でも言えることですが、自分にとって楽しいかどうかなんて、やってみないとわかりません。
幸いにも、ベースは数多くある楽器の中でも比較的手軽に始められる楽器です。
初期投資で必要な費用も維持費もそこまで高くないので『まずは始めてみる』ことを強くオススメします!
ベースを一人で楽しむ方法
趣味としてベースを楽しむには様々な方法があります。
私も普段は一人で黙々と練習することが多いので、いくつか紹介していきますね!
曲に合わせて練習する
ベースを一人で楽しむ1番王道な方法が『曲に合わせて練習する』です!
ベースを始めて間もない時期は『1曲弾けるようになる』という目標を持って練習するだけでも楽しいもんです。
そこからどんどん難しい曲にチャレンジしていくことで、演奏スキルも付いていきますし、弾けたときの達成感も大きくなっていきます。
自分の腕前に合わせて曲を選んでいけるので、マンネリ化することもないですし、この方法だけでも永遠に遊び続けられます♪
動画サイトに投稿する
ある程度上達すると、誰かに演奏を『披露』したくなってきます。
普段一人で練習している人が演奏を披露するのに『YouTubeなどの動画サイトに投稿する』方法があります。
YouTubeで検索すると、曲に合わせてベースを演奏する動画を公開している人は、初心者からベテランあるいは音楽で生活するプロまで様々です。
ただ動画を投稿するだけでも面白いですが
- 限定公開で知り合いだけに見せて話の輪を広げる
- SNSなどで知り合った人とコラボする
など、ちょっと工夫すれば楽しみ方は無限大です!
ベースの楽しみ方は、バンド活動に限らないというのがわかりますね。
動画を撮影して公開するだけなので、手軽に自分の演奏を披露できて、なおかつモチベーションも上げていくことができます。
ベースの録音も、オーディオインターフェースがあればパソコンで簡単にできちゃうので、購入を検討してみるのもアリですね。
オリジナルの曲やフレーズを作る
ベースがある程度弾けるようになったら、音を重ねて録音したり、オリジナルのフレーズを織り交ぜてDTMソフトなどで作曲するという楽しみもできます。
ベースのみで音を重ねると、音が埋もれたり、低音ばかりでモコモコした曲になりがちですが
- 低音と高音をフレットで使い分ける
- 音作りで上手く音域を分散させる
- エフェクターで音を変える
など上手いこと調整すればベースだけでも素敵な曲が作れちゃったりします!
マルチエフェクターが1台あるだけでも色んな音が出せるようになって楽しみが倍増するので、1台持っておくのもアリですね!
ベースを一人でするメリット
バンド活動をせず、趣味として一人でベースを続けていくのにも様々なメリットがあります。
どんなメリットがあるのか見てみましょう。
ジャンルや方向性を好きに選べる
ベースを一人でする大きなメリットの1つとして、ジャンルや方向性を好きに選べるということが挙げられます。
バンド活動をしている人の1番の悩みは、何といっても『音楽性の違い』でしょう。
バンドを組んでいると、少なくとも3人以上の人間が集まるので、それぞれの考え方や好き・嫌いが完全に一致することなんてほぼありません。
そのため、どうしても誰かがどこか妥協しなければならない部分が出てきてしまいます。
一方で、一人でやっていると自分が好きなように方向性を選んで好きなように続けられるので、このような音楽性の悩みを持たないで済みます。
これは、一人でベースをする大きなメリットの1つと言えるでしょう。
自分のタイミング・ペースで続けられる
バンド活動をしていると、ある程度は音楽活動に生活の方を合わせに行く必要が出てきます。
例えば「次の練習までに曲が弾けるようになるように」とか「1ヶ月のうち◯日はスタジオに集まって練習をする」とか
こんな感じで音楽活動に合わせて予定を立てていかなければならなくなる場面が多々あります。
その反面、一人でやっているだけだと自分の好きなタイミング・ペースで練習を続けていくことができます。
このような自由さは、一人ならではのものです。
ちょっとした生活の楽しみができる
ベースはちょっとした時間があればできるので、趣味としてベースをやっているだけで日々の生活が充実したものになります。
たとえば日々の生活のスパイスとして練習の時間に充てたり、あるいは同じような趣味の人と一緒にスタジオへ行って練習したり。
あるいは、学校の文化祭や会社のレクリエーションとかで演奏を披露する機会があるかもしれませんし、近所の催しで楽器を演奏する機会もあるかもしれません。
『ベースが弾ける』っていうステータスを持っているだけで、これから先の人生の楽しみが格段に増えます。
趣味で一人でやっているからといって、ずっとずっと一人でやるだけで終わるってことはなかなか無いです。
ベースを一人でするデメリット
メリットがあれば当然デメリットもあります。
それでは、ここからはベースを一人ですることのデメリットについて考えてみましょう。
音楽性の幅を広げづらい
先ほど、一人でベースをするメリットとして『ジャンルや方向性を好きに選べる』とお話ししました。
これは裏を返せば、音楽性の幅が広げづらくなるといったデメリットにもなり得ます。
複数の人間が集まって音楽をしていると、およそ自分がやりたいと思わないような音楽にも手を出さないといけない場面は必ず出てきます。
ただ、これは逆に新しい自分を見つけるチャンスとも言えます。
たとえば、本当は王道のロックバンドでガンガン弾き倒していきたいのに、ジャズ系の音楽を中心に活動するグループと接する機会もあるかもしれません。
そうなると、必然的にジャズ系の音楽にも関わることになります。
その時に「あ、ジャズもええな」って気付くことができれば、そこで1つ音楽性の幅が広がりますよね。
一人でやっているだけだと、このように音楽性の幅を広げるチャンスに巡り合うのはなかなか難しいです。
さみしい
これはもうどうしようもないですが…笑
音楽はやはり、いろんなパートが集まって曲を作っていくところに楽しさが出てくる部分も大いにあります。
なので、一人でずっと続けていると、ある日ふとした瞬間に誰かと一緒に演奏したくなる瞬間が出てきます…。
ただ、ずっと一人にこだわり続ける必要はないので、誰かと一緒に演奏したいと思ったら、同じように楽器を趣味にしている知り合いと一緒にスタジオに行って発散すればOKです!
一人でもやっぱりベースは楽しい!
本記事の内容は以上になります。
『ベースを一人でやる』ことに対するイメージが少しは変わったのではないでしょうか?
ベースを始める=将来的に必ずバンドをしなければならないわけではありません。
演奏を披露する場があればもちろん最高ですが、そうでなくとも趣味でベースを続けていくだけでも楽しいものです。
さあ、ベースを始めましょう!
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