ベースを弾くときに小指がうまく使えない…どうすればうまく弾けるようになりますか?
本記事では、このような悩みを解決します!
この記事を書いている私は、趣味でベースを10年以上続けています。
普段、人差し指の次くらいに多用してるんじゃないかってくらい小指を酷使してます。
特にベースを始めたばかりだと、小指に関する悩みはたくさんでてくるもの。
こんな悩みを解決していきますね。小指を自由自在に使えるようになりましょう!
ベースを弾くときに小指が上手く使えない理由
なぜ小指がうまく使えないのか。
多くの場合は、次の2つのどちらかです。
- 押さえ方がよくない
- 練習量が足りない
人間、誰でも小指が小さくて他の指が長いという条件は一緒です。
これをセンスがあるかないかで切り分けるのはちょっと無理があると思います。
よって、押さえ方の問題 or 練習量の問題のどちらかに集約できると考えられます。
この2つを深堀りしますね。
押さえ方の問題
教則本とかではよく「フレットを押さえる指は立てる」といわれますね。
かと思えば、ベースを続けていると「弾いていない弦をミュートするために指はある程度寝かせた方がいい」といったことも耳にするかもしれません。
結局どうしたらいいのか、よくわからないですよね。笑
このように、小指がうまく使えない人は押さえ方がよくないって可能性があります。
具体的にいうと
- 指を立てすぎている
- 指を寝かせすぎている
- 手の角度がよくない
- 力の入れ方が間違っている
などなど、様々な要因が考えられます。
この場合、ちょっと押さえ方を変えるだけで指使いが激的に改善されるかもしれません。
フレットを押さえるときのコツは、のちほど詳しく解説しますね。
練習量の問題
もうひとつは、練習量の問題です。
具体的にいうと
- 弾くときに使う筋肉が鍛えられていない
- フレットを押さえる感覚に慣れていない
とくに小指は普段からあまり動かす機会が少ない指です。
その指で「フレットを押さえる」という普段の生活では絶対にしない使い方します。
なので、とにかく練習して指を使うことに慣れるのが大切です。
うまく弾けてるかの判断基準
うまく弾けてるかの判断基準は「自分が気持ちよく弾けてるかどうか」です。
自分が気持ちよく弾けているなら、うまく弾けていると判断してもいいと思います。
逆にいうと「手が痛い」「しっくりこない」など感じているなら、押さえ方に問題があるのかもしれません。
手の大きさ・指の長さは人によって違うので、あなたにとって弾きやすい指使いを見つけていく必要があります。
大事なのは、教科書通りに弾くことではなくて、出したいと思った音が出せているかどうかです。
なので、最終的には『気持ちよく、楽しく』弾けていればOKです!
小指の使い方を改善させるフレットの押さえ方
スムーズなフィンガリングをするには、どういった点に気をつければいいのでしょうか。
ポイントは2つあります。
- 適切に指を立てる
- 手の角度を変える
詳しく解説します。
ポイント1:適切に指を立てる
1つめのポイントは、適切に指を立てること。
適切に指を立てる意識で弾くことで、小指がうまく使えるようになります。
指を立てて弾くのは、しっかり押さえる目的だけではなく、指の長さのばらつきを少なくする役割もあります。
下の写真のように、伸ばした指は長さがバラバラでも
指を曲げることで均一にそろえることができます。
長い指は深く曲げる、短い指は浅く曲げるなど、指の長さによって適切に指を立ててあげれば、うまく押さえられるようになります。
ポイント2:手の角度を変える
2つめのポイントは、手の角度を変えること。
ちょっと手の角度を変えるだけで、演奏性は激的に変わります。
具体的にいうと、フレットを押さえる指(手)の角度を少し寝かせてあげるイメージです。
弦に対して垂直に押さえようとすると、指が開かないとおさえづらいですが
手の角度を、指を伸ばす方向にちょっと寝かせてあげることでかなり押さえやすくなります。
※下の写真はちょっと大げさに寝かせてます。
慣れてくると少ない負担で弾けるようになるので、ぜひためしてみてください!
小指を鍛える運指トレーニング
小指をうまく使えるようになるには、小指のトレーニングも大事です。
筋トレと同じで、鍛えれば鍛えるほど自由自在に動かせるようになるので、しっかりトレーニングしましょう!
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※運指トレーニングは必ずメトロノームを使うようにしましょう。
運指トレーニングはリズムがヨレやすいので、一定のテンポにあわせて練習しないとリズム感にクセがつきます。
クロマチックスケール
小指を鍛えるトレーニングでも定番なのが、クロマチックスケールの練習です。
クロマチックスケールとは、半音ずつ上昇・下降するスケールのこと。
開放弦に近いほどフレットの感覚は広くなるので、慣れないうちは5フレット〜7フレット付近から始めてみましょう。
小指を鍛える目的なら、bpm60くらいのゆっくりしたテンポでの練習がおすすめです。
ポイントは、力を入れすぎないこと。
指がガチガチになるとフィンガリングの精度も下がります。
薬指と小指を重点的に鍛えるフレーズ
クロマチックスケールの薬指と小指で弾く部分だけを抜粋したフレーズです。
薬指→小指、小指→薬指の弦移動もわりとよくあるので、かなり効果的な練習になると思います。
こちらも、bpm60くらいのゆっくりしたテンポから練習しましょう。
押さえ方&練習量で小指使いを改善しよう!
本記事の内容をまとめると、次の2つに集約できます。
- 押さえ方を改善しよう!
- 練習を重ねて少しずつ慣れよう!
小指が使えるようになると、左手の運指がグッと楽になります。
練習を重ねて、少しずつ慣れていきましょう!
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