ベース弦の太さ(ゲージ)の違いについて【太さが違うとここまで変わる】

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ベース弦を買うときに悩む要素の1つに『弦の太さ(ゲージ)』があります。

弦の太さだけでも、各弦それぞれたくさんのバリエーションがあり、どの太さが良いのか悩んでしまいますよね。

パッケージに45・65・85・105とか書いてあるけど、この数字が何を表しているのかよくわからず買ったりしていませんか?

本記事では『ベース弦の太さ(ゲージ)』にフォーカスして解説していきます。

本記事の内容
  • 弦の太さ(45・65・80・100など)は何を表しているのか
  • 弦の太さはどれだけの種類があるのか
  • 弦の太さが違うと何が変わるのか
  • どの太さの弦を選んだら良いか

弦の太さは、弦選びの大切な要素の1つです。

この機にしっかりと理解して、自分に合った弦を探していきましょう。

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弦の太さ(45・65・80・100とか)は何を表しているか

ベース弦のパッケージを見ると、45とか65とかって数字が書いてあります。

ダダリオのベース弦パッケージ

これは、弦の太さを表す数字です。

具体的に言うと、弦の直径をインチで表した数字になります。

例えば写真の弦だったら、数字は45・65・80・100と書いてありますね。

これはそれぞれ、各弦(1弦〜4弦)の太さを下記の要領で表したものです。

  • 45 → 0.045インチ → 1.14mm(1弦)
  • 65 → 0.065インチ → 1.65mm(2弦)
  • 80 → 0.080インチ → 2.03mm(3弦)
  • 100 → 0.100インチ → 2.54mm(4弦)

パッケージをよく見ると、ちゃんと書いてあります。

ダダリオのベース弦パッケージ(横)

多くのベース弦は、このように頭についている“0”を省略した表記のものが多いですが
弦によっては『0.045・0.065…』と表記されているものもあります。
(ギターの弦ですが、下記の写真が参考です)

ダダリオのギター弦パッケージ

ちなみに、余談ですが…

ギターやベースで『ゲージ』というと『弦の太さ』を表すときに言いますが
ゲージの意味を調べると『~の大きさや量などを正確に測定する』という意味があるそうです。

ゲージ(gauge)

1.〔~の大きさや量などを〕正確に測定する
2.〔人の能力や性格などを〕判断する、評価する
3.〔物を〕測って基準内に収める、測定の基準に適合させる
4.〔石こうを〕特定の割合で混ぜる
5.〔れんがや石を〕削って同じ大きさにする

引用元:https://eow.alc.co.jp/search?q=gauge

弦の太さの種類

先ほどは、弦の太さ45・65・80・100の弦で説明しましたが
この各弦の太さは非常に多くのバリエーションがあります。

弦はバラ売りとセット売りがありますが、ベースの弦が切れることはそうそうないので、基本はセット売りの弦を購入することが多いかと思います。

セット売りの弦は、弦のメーカーによって太さの組み合わせや型式、呼び方などが違ってきますが、例えばベース弦の定番『ダダリオ』でも下記のバリエーションが揃えられています。

  • EXTRA SUPER LIGHT
    (35・55・75・95)
  • SUPER LIGHT GAUGE
    (40・60・75・95)
  • CUSTOM LIGHT GAUGE
    (40・60・80・100)
  • REGULAR LIGHT GAUGE
    (45・65・80・100)
  • REG LIGHT TOP / MED BTM
    (45・65・85・105)
  • MEDIUM GAUGE
    (50・70・85・105)
  • HEAVY GAUGE
    (55・75・90・110)

一般的に、で示したセット弦が、ベース弦のスタンダードな組み合わせとして広く使われており、多くの楽器店でも必ずと言って良いほど取り扱われているものになります。

こので示した2つでも太さとしては0.005インチ(約0.13mm)しか変わらないですが、この僅かな差だけでも演奏した時に明確な差が出るので、ゲージ(太さ)選びは間違えたらエラいことになります。

ベース弦は消耗品とはいえ決して安いものではないので、ゲージ(太さ)選びは間違えないように注意したいところです。

弦の太さが違うと何が変わるのか

弦の太さが変わると何が変わるのか。

細かいことを見ていくと様々な影響が出るのですが
大きなところで言うと、下記が挙げられます。

  • 弦のテンション(張力)が変わる
  • 演奏性に影響が出る
  • 音の厚みが変わる

それでは、それぞれについて深掘りしていきます。

弦のテンションが変わる

弦の太さが変わると、弦を張ったときのテンション(張力)が変わります。

チューニングをした時に合わせる音は同じなので、弦が太くなればなるほど音を合わせるために弦を多く巻く必要があり、テンションが強くなります。

逆に弦が細ければ細いほど、弦のテンションは弱くなります。

例えば、本来は3弦で使用する『80(0.080インチ)』の弦を4弦に張って、4弦の音にチューニングしたのを想像してみるとわかりやすいかと思います。

演奏性に影響が出る

弦のテンションが変わるので、当然ですが演奏性にも影響が出てきます。

具体的に言うと

弦が太い

  • ピッキングが重い、弾く時に力が要る
  • 音がビビるのでしっかりと弦を押さえる必要がある
  • 太ければ太いほど演奏難易度↑

弦が細い

  • 軽い力でピッキングができる
  • しっかり弦を押さえなくても音がビビりにくい
  • 太い弦よりは演奏しやすい

になります。

どちらかといえば、弦が細い方が演奏しやすい傾向にありますので、私は演奏性を考慮した細い弦をオススメします。

音の厚みが変わる

弦の太さが違うとテンションも変わるため、弦を振動させたときの振幅も変わってきます。

その影響もあり、一般的に弦が太いと『重圧感がある音』『どっしりとした音』になると言われ、弦が細いと『きらびやかな音』『抜けの良い音』になると言われています。

とは言っても感覚的なものなので、よほどのこだわりがある人でなければあまり気にしなくて良いでしょう。

どの太さの弦を選んだら良いか

基本は、自分が弾きやすいと思うテンション感が得られる弦を選ぶことが大切です。

一般的にスタンダードと言われている弦の太さの組み合わせは
45・65・85・105 です。

まずはこれを基準に、細い方が良いのか太い方が良いのか、色々な弦を試して探っていくのがおすすめです。

動きのあるフレーズを多用したり、指弾きやスラップがメインの人はやや細めの弦を選ぶのが良いです。

指の移動があまり多くなく、ピック弾きで8ビートをガンガン弾く場合は、音の重圧感を持たせるためにやや太めの弦を選ぶのもアリです。


私の場合は、指弾きがメインなので、やや細い弦(45・65・80・100)を選ぶようにしています。

あとは、レギュラーチューニング以外のチューニングをメインとしている人は、そのチューニングに合わせて太さの弦の選ぶと良いでしょう。

例えば、全弦半音下げチューニングの場合は、レギュラーチューニングよりもテンション感が下がるので、やや太めの弦を選ぶとちょうど良いテンション感が得られるようになります。

おわりに

私の感覚ですが、特別な理由がない限りベース弦は
45・65・80・100 のセットをおすすめします。

迷ったら『D’Addario EXL170』を買っておけば間違いないです。

その他、初心者にオススメな弦は下記の記事でも紹介しています。

本記事の内容は以上となります。

ベース弦の太さについて理解いただけたでしょうか?
気になっていたことが解消できたなら幸いです。

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