ベースを買って、いざ練習!
でも、初めてベースを弾く時って、何から練習したらいいのかわからないですよね。
そこで、ベース初心者が最初にする練習方法についてこの記事にまとめてみました。
まったくなにもわからない状態から演奏できるようになるには、順を追って練習するのが大切。
筆者は趣味で10年以上ベースを続けているので、記事の信頼性はあるんじゃないかと思います。
最初の練習は「ピッキング練習」
とにもかくにも、まずは音を出せないと意味がありません。なので、ベースを買ってまず最初にする練習は、ピッキング練習です。
基本的な2種類の弾き方を覚える
まずは、ベースの弾き方を覚えましょう。
ベースにはさまざまな奏法がありますが、代表的なのは
- ピック弾き
- 指弾き(ツーフィンガー)
この2つです。
ピック弾き
ピック弾きはその名のとおり、ピックで弦をはじいて演奏する奏法です。
エレキギターもピックを使って演奏するので、イメージはつきやすいかと思います。
正しい演奏フォームを身につけるには、リットーミュージックさんが公開している下記の動画が参考になります。
指弾き(ツーフィンガー)
指弾きもその名のとおり、指で弦をはじいて演奏する奏法です。
通常はピックアップの上に親指を添えて、人差し指と中指の2本の指で弦をはじきます。
正しい演奏フォームを身につけるには、軽音マガジンさんが公開している下記の動画が参考になります。
当ブログでも、指弾きの弾き方とコツについて解説しています。指弾きをさらに深堀りするなら、下記の記事をご覧ください。
リズムにあわせて弾く
ベースはリズムが命の楽器です。多少ウデに自信がなくても、リズムよく演奏できるだけで聴く側は上手く聴こえるもの。
いつでもメトロノームを使って練習すると、上達が加速します。
ピッキング練習をするときも、ただ淡々と弾くのではなく、メトロノームにあわせて「リズムがズレないゲーム」感覚で練習しましょう!
弾き方を覚えたら「運指練習」
右手のフォームが身についたら、左手の練習をします。
ベースは「左手の運指」+「右手のピッキング」で音を鳴らすので、両方できるようになって初めて「演奏」できるようになります。
まずは簡単な動きで練習
いきなり難しい指の動きを練習しようと思っても、まず弾けません。
なので、指を慣らすためにも簡単な動きから練習していきましょう。
ドレミファソラシドの音階で練習
最初の目標は「ドレミファソラシド」を弾けるようになること!
ドレミ音階は、下図のポジションになります。
ゆっくりのスピードでいいので、音が途切れずなめらかに「ドレミファソラシド〜」と弾けるように練習しましょう!
これもメトロノームのリズムにあわせて練習すると、上達が加速しますよ。
ラシドレミファソラの音階で練習
ドレミ音階と一緒に覚えておきたいのが、ラシドレミファソラの音階です。
ラシド音階は、下図のポジションになります。
「ドレミ音階」と「ラシド音階」は、のちのち応用が効く大事な基礎練です。しっかりと練習しておきましょう!
クロマチックスケールで練習
クロマチックスケールとは、音が半音ずつ上昇・下降する音階のこと。
基礎練習のメニューとして、さまざまな教則本や教則動画でも取り上げられています。
人差し指から小指まで「1フレットで1つの指」を使う練習になります。
退屈に感じるかもですが、基礎練は積めば積むほど演奏の精度にあらわれるので、しっかりと練習しておきましょう。
こちらも、メトロノームを使って練習するのが大事です。「リズムがズレないゲーム」感覚で弾くと、楽しく練習できますよ!
童謡で運指練習
基礎練ばかりでは飽きてしまうので、童謡のメロディを弾く練習もおすすめです。
童謡のメロディは、誰もが知っていながら指のトレーニングにもなる最強の練習です。
- かえるのうた(かえるのがっしょう)
- ドレミのうた
- きらきらぼし
- ちょうちょう
- ぶんぶんぶん
たとえば上記の曲は、かなりポピュラーで運指練習にもなります。
ほかにも、あなたが知っている曲はたくさんあるはず。どの曲もメロディを意識しながら指の練習になるので、積極的に練習しましょう!
指が動くようになったら「曲にあわせて弾く練習」
あるていどベースが弾けるようになったら、好きな曲を弾けるように練習をしましょう。
曲にあわせて弾くこそ、ベースを弾く醍醐味。
「1曲弾けるようなる」という目標ができれば、練習のモチベーションも上がります。
おすすめの練習曲
初めて曲にあわせて練習するなら、難しい曲を選ばないのが大切です。
「好きな曲を弾きたい」と思う気持ちは大事ですが、最初から難しい曲を選んでしまうと、どれだけ練習しても弾けなくて挫折します。
なので、初心者でも弾きやすい簡単な曲から、あなたが「好きな曲」や「好きなアーティスト」を基準に選ぶのがおすすめです。
ベースが簡単と言われている曲はたくさんあります。
有名な曲だと、例えば
- 小さな恋のうた / MONGOL800
- マリーゴールド / あいみょん
- Pretender / Official髭男dism
とかが初心者に優しい印象です。
当ブログでも、初心者向けの練習曲をまとめていますので参考にしてください。
発展:上達するための練習
曲が弾けるようになればもう立派なベーシストです!
ここからは、さらに踏み込んだ「上達するための練習」について解説していきます。
薬指・小指の強化
ベース演奏で、薬指と小指は頻繁に使います。
しかし、薬指も小指も力を入れるのが難しく、また独立して動かすのも困難です。
ただ、逆に言えば小指と薬指を自由自在に動かせるようになると演奏力はぐぐっと上達するってことでもありますね。
なので、小指と薬指の強化を意識した練習もかなり有効です。
コードを意識した練習
タブ譜を見ながら練習しているだけだと、なかなか「コードを意識した演奏」は難しいです。
ただ、どんな曲にも「コード進行」があります。コードを意識しながら練習することで「耳コピ力」や「アドリブ力」が身につきます。
コードを意識した練習は、ベース上達のためにも有効な手段です。
自分の演奏を録音して改善
上達のためには、自分の演奏を録音するのも非常に有効です。
録音することで客観的に自分の演奏を評価でき、改善に役立てられます。
弾いているときは「上手く弾けてる」って思ってても、録音して客観的に聞いてみると全然ダメっていうのはよくあること。
録音といっても難しいことはなく、スマホの録音機能を使うだけでOKです。
簡単にできるので、ぜひやってみましょう!
案外、自分の演奏を客観的に聞いてみるのって、楽しいものですよ♪
まとめ:楽しみながら練習を続けていきましょう
この記事では、ベースを始めてから最初にする練習について解説しました。
なにもわからない状態から演奏できるようになるためには、順を追って練習するのが大切です。
- ピッキング練習
→ 音を出す練習
- 運指練習
→ 右手 + 左手の感覚を身につける
- 曲にあわせて弾く練習
→ 演奏感覚を身につける
練習をしていると、なかなか「うまく弾けない…」って落ち込むことも多いと思います。
でも、初心者は弾けないのが当たり前です。
ベースを弾く感覚とか、演奏に必要な筋肉は、練習を重ねることで身につくもの。なので、落ち込むよりも楽しんで練習するのが大切です。
練習方法も、工夫次第では無限にあります。楽しんで続けていれば自然と上達するので、あまり気を張らず適度に頑張っていきましょう!
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