ベース指板上の「音の位置」の覚え方【指板表&図解付きで解説】

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ベース指板上のどこに何の音があるのか覚えたい!

本記事では、このような悩みを解決します。



指板上の音の位置がわかるようになると、コードを意識した演奏やアドリブなどができるようになるので、ぜひ覚えておきたいですよね。

恥ずかしながら、筆者もずっとずっと音の位置とかよく知らずにベースを弾いていました。

ベースはコード覚えなくても弾けるし、TAB譜が便利すぎるし、耳コピで好きな曲を弾くだけだと音の位置を意識しなくても弾けてしまうっていう言い訳を述べておきます。笑



でも、今はどこになんの音があるのか意識しながら弾くようにしています。

その甲斐あってか、どこに何の音があるのかわかるようになってきました。

備忘録の意味も兼ねて、ベース指板上の音の一覧と、音の位置を覚えるコツについてまとめてみようと思います。

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ベース指板上の音の一覧

ベース指板上の音は、次の図のとおりです。

指板表を眺めながら練習すればメキメキ上達します。印刷して壁に貼って、毎日眺めましょう!

指板表データ(印刷用)

この図を見る上で必ず知っておきたいポイントが2つあります。

  • 開放弦の音は「E・A・D・G」
  • 1フレット = 半音

どちらも、ベースを弾く人ならまず当たり前に知っていることですが、改めて見てみましょう。

開放弦の音は「E・A・D・G」

レギュラーチューニングの場合、開放弦の音は

  • 4弦 ⇒ E(ミの音)
  • 3弦 ⇒ A(ラの音)
  • 2弦 ⇒ D(レの音)
  • 1弦 ⇒ G(ソの音)

このようになります。

音名でいうと「ミ・ラ・レ・ソ」ですね。

「E・A・D・G」「ミ・ラ・レ・ソ」どちらも覚えておきましょう。

1フレット = 半音

指板の上には「フレット」があります。

このフレットの上で弦をおさえて音を鳴らすわけですが、おさえる位置を1フレットずらす毎に半音ずつ音が変わります。

たとえば4弦なら、開放弦(0フレット)の音が「E」なので、1フレット進む毎に「F・F#・G・G#・A…」といった具合ですね。

指板上の「音の位置」の覚え方(覚えるコツ)

ベースの指板上の音は「フレットの数×弦の本数」で、4弦ベースなら80くらいになります。

なので、指板上の音をすべて丸暗記しようと思うと大変です。



指板上の音の並びには、法則があります。

音の位置を覚えるコツは、丸暗記するのではなく、音の並びの法則を知ることです。



ここからは、指板上の音の位置を覚えるためのコツを4つ紹介していきます。

このコツを知っておくと、少ない労力で指板上の音の位置を覚えることができますよ。

開放弦〜11フレットまでの塊を意識する

1フレット進む毎に、音は半音ずつ変化します。

シャープ(フラット)の音を含めると、音階はぜんぶで12あるので、12フレットまで進むと開放弦と同じ音(1オクターブ上の音)になります。

つまり「0〜11フレットまで」の音の並びと「12フレット以降」の音の並びはまったく同じということです。

これを知っていれば、覚える労力を1/2に減らせます。

12フレットは「第2の開放弦」と思ってもいいかもしれませんね。

5フレット目と7フレット目の音を覚える

0〜11フレットの中間にあたる5フレットと7フレットは重要なポジションです。

この2つのフレットを基準にすれば、他の音も探りやすくなります。



5フレット目は「1つ細いの弦の開放弦の音」と同じ音になるポジション。

  • 4弦5フレット = 3弦開放弦
  • 3弦5フレット = 2弦開放弦
  • 2弦5フレット = 1弦開放弦

7フレット目は「1つ太いの弦の開放弦の音」と同じ音(1オクターブ違い)になるポジション。

  • 3弦7フレット = 4弦開放弦
  • 2弦7フレット = 3弦開放弦
  • 1弦7フレット = 2弦開放弦

5フレット目と7フレット目はよく使うので、覚えておきましょう。

オクターブ奏法のポジションを覚える

「オクターブ奏法」とは、ルート音と1オクターブ離れた同じ音を使って演奏する奏法です。

オクターブ奏法の演奏ポジションは、ベースではめちゃめちゃ頻繁に使います。



オクターブ音のポジションは「弦2本と2フレット分、離れた位置」です。

図で見る方がイメージできると思いますので、下記の例を参照いただければと思います。

  • 4弦開放弦(Eの音) → 2弦2フレット
  • 4弦5フレット(Aの音) → 2弦7フレット
  • 3弦3フレット(Cの音) → 1弦5フレット

この位置関係は、指板上のどの音でも共通です。いろんなポジションで鳴らしてみましょう。

「C」の音の位置を覚える

Cの音(ドの音)は音階のなかで、もっともポピュラーな音。この「C」も、どの位置にあるのか必ず覚えておきたい音になります。



Cの音の位置は、とりあえず下記の2箇所を覚えておけばOKです。

  • 3弦3フレット
  • 4弦8フレット

2弦と1弦のCの音の位置は、先に説明した「オクターブ奏法のポジション」を応用すれば、自然とどの位置なのか把握できます。

なので、まずは4弦上と3弦上のどこの位置にあるのかを覚えておきましょう。

音の位置の覚え方まとめ

ここまで紹介した4つのコツを覚えると、開放弦「E・A・D・G」の音と「C」の音の位置をすべて網羅したことになります。

実は、この「E・A・D・G」「C」の5音は「ペンタトニックスケール」と呼ばれるスケールの構成音になります。



ペンタトニックスケールは、5つの音で構成されるスケール。多くの楽曲に使われ、アドリブなどにも応用できる超便利なスケールです。

覚えておけば、演奏の幅がぐっと広がります。指板表を眺めがら、何度も練習しましょう。

繰り返しですが、丸暗記するのではなく、音の位置関係(音の並びの法則)を覚えるのが指板上の音の位置を覚えるコツです。

いつでも音の位置関係を意識しながら練習しましょう!

指板上の「音の位置」を覚える効率的な練習方法

音の位置を覚えるには、頭で覚えるよりも実際に演奏しながらの実践練習が効果的です。

とくにおすすめしたい練習方法が「曲のコード進行にあわせて音を鳴らす」練習です。

曲のコード進行にあわせて音を鳴らす

アーティストの楽曲を流しながら、曲のコード進行にあわせてベースの音を鳴らします。

具体的には、ギターコードを見ながら練習ができるサイト U-FRET さんの「動画プラス」というサービスを利用します。

ギター&ウクレレ&ピアノコード見放題
U-フレット公式サイトへ

この「動画プラス」は、アーティストの楽曲動画(公式MV)にあわせて、その曲のコード進行が流れていきます。

コード進行を目で見ながら演奏ができるので、ベースの音の位置を覚える練習に効果的です。

使い方とかよくわからないかもですが、まずはアクセスして利用してみましょう!

練習の目的は「音の位置を覚えること」

この練習の目的は音の位置を覚えることです。

なので、原曲どおりのベースラインを弾くのではなく、流れてくるコード進行のルート音を、曲にあわせて弾くだけでOKです。

おすすめの練習曲

練習曲としては

  • マリーゴールド / あいみょん
  • ハルノヒ / あいみょん
  • Pretender / Official髭男dism
  • 恋するフォーチュンクッキー / AKB48
  • ロビンソン / スピッツ

あたりの曲が、テンポもゆっくりで弾きやすいのでおすすめです。

上記の曲は適当に挙げただけなので、上記に限らず、あなたの好きな曲をチョイスしていただければOKです。

練習を重ねて感覚で覚えよう!

大事なのは「感覚で覚えること」です。たとえ指板上の音の位置をすべて覚えても、弾けなければ意味がありません。

指板上を縦横無尽に弾き歩くためには、指板上の音を意識した練習が必須になります。



A3サイズで指板表を印刷して、壁に貼って毎日眺めながら練習しましょう。気がついたときにはきっと、指板のポジションを覚えちゃってますよ。

指板表データ(印刷用)

「ドレミファソラシド」の弾き方もあわせて覚えておくと、さらに成長が加速します。下記の記事も参考にどうぞ。

本記事の内容は以上となります。一緒にベース練習してうまくなりましょうね♪

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