一人暮らしの賃貸アパートでベースを練習したい!
でも、騒音とかで近所迷惑にならないか心配…。
この記事では、上記の疑問を解決していきます!
賃貸アパートやマンションでベース練習をすると、隣近所に音が響いて迷惑じゃないかって気になりますよね。
私自身、学生時代は賃貸マンションで家族暮らし、社会人になってからは木造のアパートで一人暮らしを経験しています。
この2つの経験から、近所迷惑になるかどうかについて具体例をまじえながら解説していきますね。
この記事を読んで、賃貸アパートでのベース練習は近所迷惑かも…っていう心配はもうナシにしましょう!
一人暮らしの賃貸アパートでのベース練習は近所迷惑?
一人暮らしの賃貸アパートでベース練習したら迷惑になる?
って疑問についてですが、結論は練習方法を考えれば大丈夫。
実際、ベースが発する音(生音)よりも、人が話す声や生活音の方がうるさいです。
なので、普通に生活できるくらいのアパートならおおむね大丈夫かと。
具体的に近所迷惑になるかどうかは、次の3つの要素が大きく関係します。
- 演奏する奏法
- アンプを通すかどうか
- アパートの防音性能
それぞれ深堀りしていきます。
演奏する奏法による影響
まず、奏法による影響についてです。
ベースの奏法はおもに「指弾き」「ピック弾き」「スラップ」の3つ。
これらの奏法は、アンプを通さずに鳴らしたときの音量がそれぞれ違います。
具体的には下記のとおり。
- 指弾き → 音量は極小
- ピック弾き → そこそこ音が鳴る
- スラップ → うるさい
私の経験からお話しすると、それぞれの奏法がどれくらい響くのかは次のような感覚です。
指弾き
同じ部屋にいる人に「ベースの音うるさい?」ってきいても聞こえないって言われるレベル。
ピック弾き
指弾きとスラップの中間くらい。近くにいるとうるさいって言われる。
スラップ
2つ以上部屋をまたいでいてもうるさいって言われるレベル。
こんな感じなので、指弾きの練習なら基本的に騒音の心配はしなくてOK。
ピック弾きとスラップは注意しましょう。(特にスラップ!!)
アンプを通すかどうかによる影響
つぎに、アンプを通すかどうかによる影響です。
結論からいうと、どれだけ音を絞ってもアンプを通したら基本的には騒音になると思っておいた方がいいです。
なぜなら、ベースは低音楽器だからです。
音の性質上、低音は高音に比べて「よく響く」という特徴があります。
バイクの音や、カーステレオの音漏れを想像するとわかりやすいかと思います。
私も学生時代に実家でベース練習していたとき、音量を1番小さく絞ってても、2つ扉をへだてたリビングまで音が聞こえるって言われていました。
アンプを通すってことは、それくらいよく響くって覚えておきましょう…。
アパートの防音性能による影響
さいごに、アパートの防音性能による影響です。
当たり前ですが、防音性能が悪いアパートより防音がしっかりしたアパートの方がいいです。
とはいえ、ここまでお話ししたとおりベースはアンプを通さなければそこまで大きな音はでません。
なので、普通に生活できるくらいの防音性能があれば基本的にはOKです。
ちなみに、以前勤めていた会社で聞いた話ですが、隣人の寝息が聞こえるくらい壁が薄いアパートもあるそうな…。
それは完全にアウトですね。
賃貸アパートでベース練習するときに気をつけること
では、賃貸アパートでベース練習をするときはどんなことに気をつけなければならないのでしょうか。
おさえておきたいポイントは、次の3つです。
- 夜の練習は避ける or 指弾きだけにする
- アンプは基本的に通さない
- 防音がしっかりしてるアパートを選ぶ
それぞれ、詳しく解説していきます。
夜の練習は避ける or 指弾きだけにする
基本的に、夜の練習は避けるようにしたほうが無難です。
ベースはいくら音が小さいとはいえ、弦振動による騒音が発生しないとも限りません。
それに、夜寝静まる時間帯の無音状態は思っているよりも音が響くもの。
私もよくやっていましたが「夜22時以降は練習しない」などの自分ルールを設けると良いです。
アンプは基本的に通さない
アパートでの練習なら、基本的にベースアンプを通しての練習は避けた方が無難です。
先ほども解説したとおり、アンプを通すだけで音の響き具合が大きく変わります。
とはいえ、ベースはアンプを通しての練習は避けられません。なので
- ヘッドホンを使うようにする
- アンプを通す練習は人が少ない時間帯に
などの配慮が必要です。
防音がしっかりしてるアパートを選ぶ
もし、まだアパートに住む前ならベースを弾いても問題がないアパートを選ぶようにしましょう。
とはいえ、先ほどもお話ししたとおり、隣人の部屋からイビキが聞こえる…ってレベルじゃなければそこまで神経質にならなくてもいいと思います。
アパートを選ぶ際に、次のポイントを意識しておくと良いでしょう。
- 事前に不動産屋さんに防音性について確認しておく
→ 理想は角部屋 - 自室と隣室が洗面所やクローゼットなどを隔てている
→ 壁一枚よりはるかに防音性が高い - フローリングが防振仕様(やわらかい)になっている
→ あるていど騒音に配慮されている証拠
私も初めての一人暮らしは防音性能に気を使いましたが、結果的に「そこまで神経質にならなくてよかったな…」っていうのが正直なところです。
なので、上記の3つのポイントを考慮しておけば、よっぽど大丈夫でしょう。
賃貸アパート暮らしでもできるベースの練習方法
アパート暮らしでも気兼ねなくベース練習したいですよね。
なので、一人暮らしの賃貸アパート暮らしでもできるベース練習の方法を4つ紹介します。
ベースアンプ & ヘッドホンを使う
1番王道かつオススメな方法が、ベースアンプ&ヘッドホンの組み合わせです。
ベースアンプの多くは、ヘッドホンが挿し込めるジャックが付いています。
ベースはアンプを通した音での練習が必須です。
ベースアンプ&ヘッドホンの組み合わせなら
- 日中はアンプを通しての練習
- 夜はヘッドホンを使って練習
といった感じに使い分けができます。
アパートでベース練習するなら、ヘッドホンはわりと必須アイテムじゃないかなって思います。
仮にアパート暮らしじゃなくても、音作りなどのために良いヘッドホンを1つ持っておいて損はないです。
ヘッドホンアンプ(amPlug2)を使う
つぎに、ヘッドホンアンプを使う方法です。
具体的には「amPlug2」という製品を使います。
amPlug2は、ベース本体に装着することでヘッドホン・イヤホンから音を出力することができるものです。
これを使えば、アンプを持っていなくてもベース練習ができます。
Aux in で曲を流しながらの練習、リズムパターン機能でのリズム練習など、ベース弾きに嬉しい機能も搭載。
5000円程度でコスパもよく、手軽&安価という点では他の追随を許さない神アイテムです。
床や壁から離す・吸音材を使う
意外と盲点ですが
- ベースアンプを床や壁から離す
- 吸振材・吸音材を使う
これをするだけでも全然違います。
ベースの騒音は「音」そのものよりも「振動」による影響が大きいです。
音は「振動数が多い(高い音)ほどエネルギーの減少が早くなる」という性質があり、低音はエネルギー減少が遅いです。
なので、振動がよく伝わり、それが騒音の原因とも言えます。
その振動をおさえることで、大きな防音効果が期待できます。
具体的にできることを挙げると
- アンプを床に直置きしない
- 隣の部屋から離れた場所で練習する
- スピーカー出力部に防音材をつける
などなど。
どうしてもアンプから音を出したいなら、できる限りの配慮をしましょう。
練習は外でする(アパートでは弾かない)
どうしても騒音が気になるなら、練習は基本的にアパートの外でするようにしましょう。
家の中で練習できないなら、無理に家の中で練習する必要はないです。
例えば、ドラムのように家の中で練習するのが難しい楽器もあります。
なので、「家の中で練習しなければならない」という固定観念は不要です。
ベースはドラムと違って手軽に持ち運びができて、練習場所に融通がきくのが魅力。
スタジオで個人練予約なら、1時間500円くらいで練習できます。中にはもっと安いところも。
なんなら、屋外(河川敷など)で気兼ねなく弾くってのもアリじゃないですか?笑
電池駆動のアンプもあるので、選択肢の1つとして考えてもいいかもですね。
結局はモラルの問題→気持ちよくベース練習しましょう!
以上、アパート暮らしでのベース練習についてでした。
ここまでいろいろお話ししてきましたが
アパートでベース練習すると、近所迷惑になるかな…?
って心配してる時点で、あなたはかなり常識のある方なんだと思います!
それだけ思いやりの気持ちがあればきっと、大概のことは大丈夫です!アパート暮らしでも、気兼ねなくベースを弾きまくりましょう!
以上、おわり!
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