- ベースでメトロノームを使ったリズム練習のやり方を知りたい!
- リズム感を身につけてベースが上手くなりたい!
- 楽しくリズム練習がしたい!
本記事は、こんな悩みを持つ人向けの記事です。
ベースはリズムが命の楽器。ミスをしたり、うまくリズムにのれないと、ベースを弾いてても萎えてしまいますよね…。
リズム感のある・なしは人によってまちまちですが、安心してください。リズム感は鍛えてあげれば誰でも身につきます。
本記事では、メトロノームを使った様々なリズム練習のやり方について解説していきます。
練習は楽しくないと続かないので、楽しく続けるコツもあわせて解説していきますね♪
趣味ベース歴10年以上の私もよくやっている練習方法です。リズム感を身につけて、楽しく気持ちよく演奏できるようになりましょう!
メトロノームを使ったリズム練習のやり方
まずは、メトロノームを使ったリズム練習のやり方について解説していきます。
リズム練習にメトロノームは必須です。どんなものを使ってもいいですが、手軽に持ち運べる小型の電子メトロノームを1つ持っておくのをおすすめします。
リズムトレーニングのやり方をひとことでまとめると「クリック音(メトロノームがリズムを刻む音)にあわせて弾く」だけです。
ちゃんとメトロノームのリズムにあわせて弾けば立派な練習になるので、基本的に練習方法は自由です。
それでも、どう練習したらいいかわからないよ〜っていうあなたのために、3つのレベルにわけて練習方法を紹介していきますね。
レベルが上がるほど難しくなってくると思うので、無理せずコツコツ練習していきましょう!
【Level 1】クリック音にあわせて弾く
クリックの音にあわせて弾きます。リズム感覚を身につける基本の練習になります。
まずはクリックのリズム感覚に慣れるのが大切です。練習を続けるうちに慣れてくると思うので、練習してみましょう!
まずは単調なフレーズから練習
下記の音声では「C(ドの音)」を弾いています。
スケールで左手を動かす練習
Cメジャースケール、Aマイナースケールを弾いてみましょう。
Cメジャースケール
Aマイナースケール
【Level 2】クリック音からズラして弾く
あえてクリック音からズラして弾きます。いわゆる「裏拍」のリズム感を鍛える練習です。
裏拍のリズムは日常で触れる機会がないので、意識的に練習しないと難しいです。
裏拍のリズムを練習することで、効果的にリズム感覚が鍛えられます。
まずは単調なフレーズから練習
下記の音声では「C(ドの音)」を弾いています。
スケールで左手を動かす練習
Cメジャースケール、Aマイナースケールを弾いてみましょう。
Cメジャースケール
Aマイナースケール
【Level 3】16分音符・3連符の感覚を身につける
16分音符や3連符といった、1拍分のクリック音を4つないし3つの音に分ける練習です。
8分音符のように、1拍の音を「2つに分ける」のはそこまで難しくないですが、「4つに分ける」のは慣れないと難しいです。
1拍の音を「3つに分ける」のは、さらに難易度が上がります。
16分音符や3連符の感覚を身につけると、難しいフレーズにも応用できます。しっかり練習して、感覚を身につけましょう!
まずは単調なフレーズから練習
下記の音声では「C(ドの音)」を弾いています。
16分音符
3連符
スケールで左手を動かす練習
Cメジャースケール、Aマイナースケールを弾いてみましょう。
16分音符 / Cメジャースケール
16分音符 / Aマイナースケール
3連符 / Cメジャースケール
3連符 / Aマイナースケール
【おまけ】基礎練を応用した発展練習
おまけで、もうひとつ。レベル1〜3の練習をもとに、さらに練習を発展させます。
いくつか例をあげてみますね。
8分・16分・3連符を織り交ぜる
同じリズムを刻み続けるのに慣れたら、8分・16分・3連符など、いろいろなリズムを織り交ぜて弾く練習をしてみましょう。
たったこれだけで、難易度が跳ね上がります。きれいに切り替えられるようになると、それだけでも上手く聞こえるものです。
一小節ごとにリズムをランダムに切り替えてみましょう!ゲーム感覚で練習すると楽しいですよ♪
16分音符の1拍で「2音」だけ弾く
16分音符の感覚に慣れたら、16分音符の1拍で「2音」だけ弾く練習をしてみましょう。
16分音符の1拍の音は4つ。そのうち2つだけ弾く練習をすることで、16分音符の感覚をさらに効果的に身につけることができます。
「1・2・3・4」のうち「1・3」だけ弾くのはただの8分音符のリズムなので、それを除くとパターンは全部で5つです。
とくに「16分音符の裏の2音」だけを弾く練習は、「16分音符の感覚 + 裏拍の感覚」をダブルで鍛えられるので非常に効果的です。
コード進行を意識して練習
ここまで紹介した練習を、コード進行に乗せて練習してみましょう!
コード進行に乗せて弾くと、一気に曲っぽくなります。退屈になりがちなリズム練習にも味が出るので、実際に弾いてみましょう!
| C | Dm | G | G |
⇒指の移動が大きくないので練習に最適!
| C | Am | Dm | G |
⇒「イチロクニーゴー」と言われる進行
| C | G | Am | Em | F | C | F | G |
⇒「カノン進行」と言われる名曲の鉄板進行
楽しく効果的にリズム練習するコツ
練習は、集中して行うことで効果倍増です。集中することで、リズムがずれているか、音がきれいに鳴っているかなど意識するようになります。
とはいえ、練習は楽しくないと続かないですよね。そこで、楽しく練習するためのコツを3つ紹介します。
ゲーム感覚で楽しんで練習する
私がリズム練習をするときにいつも意識しているのは「ゲーム感覚で楽しくやること」です。
ゲーム感覚で練習すると、単調になりがちなリズム練習も楽しくなります。しかも、普通に練習するより集中できて効果倍増です。
具体的には、下記の2点を常に意識します。
- リズムがズレたら負け
- 音が途切れたら負け
いわゆる、ゲームセンターの「音ゲー」と同じような感じですね。音ゲーでは、ミスが多いとゲージが0になってゲームオーバーになります。
リズムがズレたり、音が途切れるたびに「頬をおもいっきりひっぱたかれる」と思って練習してみましょう。そのたびにあなたのライフは減って、やがてゼロになります。笑
自分の演奏を録音して聞く
メトロノームを鳴らしながら練習するだけでもリズム感トレーニングに効果的ですが、更なる上達の秘訣は「自分の演奏を録音すること」です!
弾いている時は「キチッと弾けている!」って思っていても、録音して聴いてみたら聞くに堪えない演奏だった…なんていうのはよくある話。
というわけで、普段のリズム練習を録音してみましょう!
録音することで、次の効果が望めます。
- 自分の演奏を客観的に確認できる
- 演奏のクセに気づける
- 音の強弱やリズムのズレが把握できる
録音といっても難しく考える必要はありません。スマホの録音機能で音を拾うだけでOKです。
実際に録音して音源を聴いたとき、あなたはどう思うでしょうか。
なんだ、案外弾けてるじゃん
って思ったら問題ないですが「聞くに堪えない…」って思ったら、改善の余地ありです。
- 音が途切れる
⇒ 指の動かし方や力の入れ方を見直す
- 苦手なフレーズがある
⇒ 集中的に練習する
- 音のビビリが発生している
⇒ ベース本体のコンディションを見直す
こんな感じで、録音して客観的に聴くだけで様々な改善点に気づくことができます。
「演奏 → 録音 → 改善」を繰り返すことで、ベースの腕前はメキメキ上達します。
ベースが上手く弾けるかどうかは、けっこう練習のモチベーションにもかかわってくるので、積極的にバンバン録音してみましょう!
やりたくないと思ったら無理にやらない
ベース練習を楽しく続けるために大事なのが、やりたくないと思ったらやらないことです。
これ、地味に大切なことだと思います。やりたくないとかめんどくさいって思ってるのに無理に練習すると「練習=めんどくさい」って思考になってしまいます。
リズム練習は大切ですが、それよりも「楽しく続けること」の方が大事です。
あなたが「ベースで飯を食う!」って思ってるなら話は別ですが、そうじゃなければ身体にムチ打って練習するのはやめておきましょう。
私も、ベースを始めて数年のあいだは「3ヶ月まったく弾かない」とかザラでした。
それでも「ベースが趣味です」って思う気持ちを持ちつつ、いつも目につくところにベースを置いておけば、またいつか練習したくなります。
そんなこんなで私も10年以上続けているので、そこまで心配しなくて大丈夫だと思いますよ。
まとめ:楽しく練習してリズム感を鍛えよう!
本記事の内容は以上になります。
まとめると、楽しく練習をしてリズム感を鍛えましょう!ってことです。せっかくベースという素敵な趣味を持っているのに、イヤイヤやってたらそれこそもったいないです。
本記事でもさまざまな練習方法を紹介しましたが、工夫次第でまだまだ楽しむ方法はあると思います。
リズム感が身につけばベースは上達します。上達すれば、ベースがもっと楽しくなります。
楽しく続けて、リズム感を鍛えていきましょう!
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