この記事では、ベースでのチューニングのやり方について解説していきます。
チューニングはベースを続けていく上での必須スキルです。
とても簡単なので、この機に正しいチューニングのやり方を身につけましょう!
ちなみに、チューニングにもいろんな方法がありますが、一般的には『チューナー』を使うやり方が主流です。
これから先もずっと必要なものなので、持っていない方は購入しておきましょう。
おすすめは、クリップ型のチューナー。ベースにピッとつけて簡単にチューニングできるので便利ですよ♪
ベースでのチューニングのやり方
チューニングのゴールは、開放弦(どこもおさえていない状態)の音を「E・A・G・B」にあわせることです。
チューニングの流れは、簡単4ステップ
- チューナーを接続
- 弦をはじいて音を確認
- ペグをまわして音をあわせる
- すべての弦で同じように音をあわせる
最初に言っておくと、注意すべきポイントは弦は低い音から調整するってことだけです。
※「3.ペグをまわして音をあわせる」で詳しく解説します。
それ以外はとくに難しいこともないので、サクッと覚えちゃいましょう♪
それでは、順番に解説していきます。
1.チューナーを接続
まずチューナーを接続します。
ペダル型のチューナーの場合、ベース本体とチューナーをシールドで繋ぎます。
クリップ型のチューナーの場合は、ヘッド部分にピッと装着しましょう。
チューナーの電源を入れて、弦をはじいたときに目盛りが反応すればOKです。
2.弦をはじいて音を確認
チューナーの準備ができたら、次は弦をはじいて音を確認します。
たとえば4弦なら、弦をはじいたときに『Eの音』で目盛りが中心を示していればチューニングはOKです。
- 目盛りが中心から右または左にずれている
- 『E』以外のアルファベットが表示されている
この場合は、音がずれているということになるので調整が必要です。
3.ペグをまわして音をあわせる
音がずれていたら、音をあわせましょう。
音が『低い方にずれている』場合と『高い方にずれている』場合で、やり方が少し変わります。
音が『低い方にずれている』場合
写真のように音が低い方にずれている場合は、ペグをゆっくり回して目盛りを中心に近づけていきます。
目盛りが中心に合ったら完了です。
音が『高い方にずれている』場合
写真のように音が高い方にずれている場合は、いちど弦を緩めてからチューニングを合わせていきます。
チューニングは、低い音から徐々にあわせていくのが原則です。
✕ 高い音から徐々にゆるめて調整
◯ 低い音から徐々にしめて調整
こちらも、目盛りが中心に合ったら完了です。
回しすぎて音が高くなった場合は、もういちど弦をゆるめてから再調整しましょう。
4.すべての弦で同じように音をあわせる
4弦の調整が完了したら、同じ手順で3弦・2弦・1弦とチューニングをあわせていきましょう。
各弦の開放弦の音は次のとおり。
- 4弦 → E(ミの音)
- 3弦 → A(ラの音)
- 2弦 → D(レの音)
- 1弦 → G(ソの音)
すべての弦で音を合わせたらチューニングは完了です。簡単ですね♪
補足:おもなチューニングの種類について
ベースのチューニングには、おもに次の3つがあります。
- レギュラーチューニング
- 半音下げチューニング
- ドロップDチューニング
一応、この3つについて解説しておきます。
レギュラーチューニング(E・A・D・G)
ベースのチューニングでもっとも一般的なのが『レギュラーチューニング』です。
この記事でも解説したように、開放弦の音を『E・A・D・G』に合わせにいきます。
半音下げチューニング(E♭・A♭・D♭・G♭)
レギュラーチューニングに対して、すべての開放弦の音を半音下げたチューニングが、その名のとおり『半音下げチューニング』です。
半音下がるので『フラットチューニング』と言うようですが、普段の会話では「半音下げ」って言うことが多い気がします。
半音下がることで
- 曲の雰囲気が変わる
- 弦の張力が変わる
- ボーカルが歌いやすくなる
などの変化があります。
ドロップDチューニング(D・A・D・G)
ドロップDチューニングは、レギュラーチューニングに対して4弦のみ1音下げたチューニングです。
なので、レギュラーチューニングが
『E・A・D・G』
なのに対して、ドロップDチューニングは
『D・A・D・G』
になります。
ドロップDの使い道としては
- Eの音よりも低い音を出したい場合
- 開放弦の音をDにしたい場合
といった場合に使われます。
特殊なチューニングであまり使うこともないかもですが、予備知識程度に覚えておきましょう!
さて、本記事の内容は以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント