ベースのフレットのお手入れ、してますか?
フレットの汚れって目立たないので、たまにはキレイに磨いたほうがいいのかな?って悩みますよね。
結論からいうと、ひどく錆びてるとかじゃなければそこまで演奏に影響はないので、気になったらキレイに磨いてあげるくらいでいいと思います。
私も、今のベースを手に入れてかれこれ…何年になるか覚えていませんが、少なくとも5年以上。
そういえばフレットの掃除ってしたことないな…と思い立ち、こないだベースのフレットをキレイに掃除してみました。
本記事で、そのときのことをまとめていきたいと思います。
ちなみに、そのとき使ったのは
FERNANDES / WCS スクラッチメンダー946
っていう商品です。
これを使うと、金属部分の汚れがドン引きするくらいキレイにとれます。
フレットだけじゃなく、金属部分ならどこでも使えます。なので、ペグやブリッジの掃除にも最強ですよ!
ベースのフレット汚れをキレイにする方法
フレットの汚れをキレイにするには、冒頭でも紹介したスクラッチメンダーを使います。
使い方は簡単。ボロ布に少量だけとってフレットを磨くだけです。
とはいえ、正しい手順で磨かないと大切な楽器を傷つけてしまいます。
それでは、具体的にどうやって磨いていくのか、実例付きで解説していきますね。
フレット汚れ落としのために必要なもの
まず、必要なものは下記の3点です。
- FERNANDES / WCS スクラッチメンダー946
- マスキングテープ(100均でも可)
- ボロ布、いらない布(クロスでも可)
スクラッチメンダーは研磨剤なので、普通にフレットを磨くと指板が傷つきます。
なので、指板を傷つけないためにマスキングテープは必須です。
100均で売っているものでもOK。
あとは磨くためのボロ布。
クロスでもいいですが、金属部分を磨くので基本的にどんな布でもOK。着古した服など、いらない布があったらそれを使いましょう!
ちなみに、薄めの布がおすすめです。
これだけあればとりあえずフレットの掃除はできます。
フレット磨きのときは弦を外すので、一緒に弦交換もやってしまいましょう!
フレット磨きの手順
フレット磨きの手順を解説していきます。
手順としては、次の4ステップ
- 指板にマスキング
- 研磨剤をつけて磨く
- 乾拭きで仕上げ
- マスキングを剥がす
すべての工程を終えるのに、だいたい1〜2時間くらいは見ておいた方がいいかもしれません。
では、それぞれのステップを実例つきで注意点を交えつつ解説します。
手順1.指板にマスキング
まず、マスキングテープを使って指板にマスキングしていきます。
マスキングしないと指板やネックが汚れてしまうので、しっかりとマスキングしましょう。
イメージは写真のような感じ。なんとなく予想できると思いますが、けっこう手間です…。
ここでポイントですが、指板に貼る前に
布などに一度貼る→剥がす
で粘着力を弱めておきましょう。
マスキングテープは最初から粘着力が弱いものも多いですが、それでも指板を傷つけないためにやっておいた方がいいです。
私もかなり大胆に粘着力を減らしましたが、それでも最後に剥がすときに指板の表面が若干剥がれた感じがしました。
なので、けっこう思い切って粘着力を弱めちゃっていいと思います。
手順2.研磨剤をつけて磨く
指板のマスキングが完了したら、研磨剤で磨いていきます。
研磨剤を布にとる→フレットを磨く
ひたすら、これを繰り返していきましょう!
1つずつフレットを磨いていくので、1回の使用でほんのわずか布にとるだけでOKです。
↓ わかりやすいように指にとってみました。
研磨剤で磨くと、布が真っ黒になります。
これは研磨剤の効果でフレットが削れて黒くなっているだけです。何度磨いても黒くなるので、磨きすぎに気をつけましょう。
感覚としては、1フレットで1〜2回くらい研磨剤をつけて磨いてあげれば充分かなって思います。
手順3.乾拭きで仕上げ
すべてのフレットを磨き終わったら、仕上げにフレットを乾拭きをしておきましょう。
研磨剤がフレットに残っているかもしれないので…。
手順4.マスキングを剥がす
フレット磨きが完了したので、最後にマスキングを剥がしていきます。
一気に剥がすと指板の表面が傷つくおそれがあるので、慎重に剥がしましょう。
すべて剥がし終わったら、完了です。お疲れ様でした!フレットはピカピカになりましたか?
ベースのフレットを磨く効果
さて、フレットを磨くことでなにか激的な変化はあるのか気になるところですよね。
ここで、私が実際にフレットを磨いて感じた効果について解説していきます。
演奏面での変化
まず演奏面での変化ですが、結論からいいますと特に大きな変化は感じられませんでした。
というのも、私の場合そこまで激的にフレットが汚れていなかったのがあります。
5年以上フレットのお手入れはノータッチだったのですが
- 練習後は必ずクロスで弦やネックを拭く
- FAST-FRET(指板潤滑&防錆)を塗布して保管
これを徹底しているので、サビとは無縁な状態でした。
なので、ちょっと汚れている程度では演奏性に大きな変化は感じられにくいと思います。
極端な例をあげるなら、フレットの状態が
- サビだらけ
- 手垢でネトネト
- 汚れが付着
こんな状態なら、演奏性に変化があらわれる可能性が高いです。
チョーキングを多用する人なら、なおさら変化を感じられるかもしれません。
気持ちの面での変化
演奏面の変化はあまり感じられませんでしたが、気持ちの面では大きな変化がありました。
具体的にいうと、ベースへの愛着心が強くなりました。
ベースに限らずですが、大切なものをキレイにすると愛着が湧いてきますよね。
今回はフレット掃除のついでに
- 指板みがき
- ボディ磨き
- 弦交換
これらも一緒におこなったので、ベース全体でピカピカになっています♪
そうなると「せっかくキレイにしたし、練習しよう」って気持ちになりますし、また汚さないように日々のお手入れにも力が入ります。
長年練習をしていると、どうしてもベースは汚れてきてしまいます。
でも、お手入れをせずベースが汚いままだと、大切にしようっていう気持ちもどんどん薄れていくと思います。
それを時々でもキレイにすることで、またベースを大切にしようって気持ちが出てきて愛着も湧いてくるって感じです。
たまにはベースをキレイにして、ベースを大切にしていきたいですね。
ベースのフレット汚れをキレイにする方法と効果:まとめ
以上、ベースのフレット汚れをキレイにする方法と効果についてでした。
フレット掃除はそこまで頻繁にやる作業ではないですが、たまにはキレイにしてあげましょう。
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